The MIH Watch.

The MIH Watch.の入荷です。本作は、スイスのラ・ショード・フォンにある国際時計博物館 MIH （Musée international d’horlogerie）が、2005年に販売を開始し2020年迄の15年間、年産で約100本程が生産されたとされており（一説では2005年〜2008年にかけての３年間で年産100本、合計300本程度とも言われています）、その収益は博物館の運営の為に寄付されました。開発者として、同博物館のキュレーターを務めたルードヴィヒ・エクスリン氏（ochs und Junior、ULYSSE NARDIN等）、ポール・ゲルバー氏（PAUL GERBER、FRANCK MULLER等）、クリスチャン・ガフナー氏（PORSCHE DESIGN等のプロダクトデザイン）の３名が開発に関わっております。一見そのシンプルな外観からは、ワンプッシュクロノグラフとアニュアルカレンダーの2つの機能のコンプリケーションを搭載しているとは全く思えませんが、文字盤には月、曜日、日付、AM/PM表記、クロノグラフ秒針、背面にはクロノグラフの30分積算計が配置されており、汎用エヴォーシュとしてお馴染みのValjoux7750を独自にモディファイドしアニュアルカレンダークロノグラフとして仕上げています。The MIH Watch.は2020年に生産が終了しましたが、デザイナーであるクリスチャン・ガフナー氏が権利を継承しガフナー氏自身のブランドから　Mechanik2 としてオリジナルに改良を加えた復刻モデルとして受注開始されており、昨今話題が再燃しております。