ルミノール 1950 3デイズ GMT トゥットネロ PAM00438

2012年に発表されたパネライ初のオールセラミックモデルPAM00438。オールブラックを意味する”トゥットネロ”その名の通りにブラックセラミック製のケースとブレスレットを纏い、文字盤はもちろん、ムーブメントまでブラックカラーでコーティングされており、黒をコンセプトカラーとして徹底的に拘ったモデルです。
搭載キャリバーCal.P.9001/Bも非常に高性能で、パワーリザーブは3DAY（72時間）、背面にパワーリザーブインジケーターを搭載し、第２時間帯を表示可能なGMT針も備えています。驚くべくはリューズを引くと秒針が帰零するゼロリセット機能を搭載している点で、秒までの時刻調整が非常にし易くユーザビリティーの高い仕様となっています。
O番（2012年）、P番（2013年）、R番（2015年)、S番（2016年）の4年間（Q番2014年はなぜか生産されませんでした）、それぞれ年間1000本、合計約4000本が製造され生産終了となり後継モデルのPAM01438（2018年-2021年）に引き継がれますが、PAM01438はソリッドケースバック仕様となり内部のムーブメントが、PAM00438のブラックコーティングされたムーブメントCal.P.9001/Bは廃止され、コストダウンが計られました。
発表当初は、ブレスレットの生産体制の都合でなかなか市場で見かけることが少なかったモデルでしたが、
本個体も生産初年度である2012年製造シリアルO番の個体ですが保証書の販売日付は2014年となっています。付属品が全て揃ったフルセットに加えて、オプションの交換用のレザーストラップとブラックコーティングされたホールディングバックルが付属します。当時、購入の機会を逃した方は是非この機会をお見逃しなく。